ソフトバンク・工藤監督が評価したドラ1井上の「打撃以外の能力」とは

シート打撃で左前適時打を放ったソフトバンク・井上

ソフトバンク・工藤公康監督(57)が宮崎春季キャンプの9日、若手主体のB組シート打撃を視察した。指揮官の目を引いたのは、ドラ1ルーキーの井上朋也内野手(18=花咲徳栄)だった。「半年ぶりだった」という実戦形式の打席で非凡なセンスをアピール。球団期待の育成左腕・大関から左前打を放った。これには指揮官も「大したもんだし、評価も高い」と目を細めた。

現役時代に実働29年を誇った工藤監督が、打撃センスと同様に買っているのが井上の体力だ。「普通だと、高卒でついていくのは大変。最初はついていけたけど、途中でバテたりというのがあるが、しっかりついてきているという話を聞いている。意外と体力がある」と感心した様子だった。長丁場のシーズンを戦い抜く体力があってこそ、安定した成績を残せるのがプロの世界。指揮官はドラ1ルーキーの素質にほれ込んでいた。

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