福原愛さん「株式会社omusubi」設立 卓球界、スポーツ界への貢献へ

1月の卓球・全日本選手権でテレビ解説を務めた福原愛さん(福原愛オフィシャルサイトより)

卓球女子の2大会連続五輪メダリストの福原愛さん(32)が、自ら代表取締役に就任した新会社を設立し、新たなスタートを切った。

福原さんは2016年リオデジャネイロ五輪卓球女子団体で銅メダルを獲得した後、同年9月に台湾の卓球選手・江宏傑と結婚。18年10月に現役を引退を表明した。現在は2児の母で最近では1月の全日本選手権でテレビ解説を務めた。そんな中、1月19日に卓球界やスポーツ界への貢献や社会貢献活動を行うため、株式会社omusubiを設立していた。

社名の由来について発表した文書で「社名は〝おむすび〟〝結び〟から名付けました。アスリート時代、補食の定番だった母の握る〝おむすび〟は、食べると『よし、頑張るぞ!』というパワーがわきました。派手な料理ではないけれど、いつも近くにあるおむすび。お米1粒1粒のように、大切な人とぎゅっと手を取り合って、転がりながら、まあるく大きく、心に寄り添い支えてくださるみなさまと共に、実りある人生になるように」と説明した。

現在は具体的な活動へ向けて準備を進めている段階。福原さんは、同じ文書で「選手時代は結果として届けていた明るいニュースを、今後は社会貢献活動として、心があたたかくなるようなニュースにしてお届けできればと思っています」と先を見据えた。

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