山P早くも日本凱旋か 〝出演匂わせ投稿〟は「ドラゴン桜2」の可能性

阿部寛(左)と長澤まさみ

山Pが早くも日本凱旋! 阿部寛(56)の主演ドラマ「ドラゴン桜2」が、4月からTBS系の〝看板枠〟である日曜午後9時枠でスタートするとの情報をキャッチした。2005年放送の前作から16年ぶりの復活。最大の焦点は、前作で落ちこぼれ高校生を好演した「山P」こと山下智久(35)が〝再登板〟するかどうかだ。昨年10月にジャニーズ事務所を退所した元アイドルは海外を拠点に活動しているが、SNSで〝匂わせ投稿〟していて――。

03年に連載が始まったマンガ「ドラゴン桜」は、元暴走族の弁護士・桜木建二が偏差値30の私立高の落ちこぼれ生徒をわずか半年で東大合格へ導く学園物語だ。

05年にTBS系でドラマ化され、桜木を阿部が熱演。「東大クラス」で東大合格を目指す落ちこぼれ高校生の矢島勇介を山下、水野直美を長澤まさみ、香坂よしのを新垣結衣が演じ、他にも多彩なキャストがそろった。受験に対するドラスティックな考え方とトリッキーな勉強法が大きな話題となり、平均視聴率16・4%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)をマークした。

マンガの続編「ドラゴン桜2」は18年3月から現在も連載中で「1」から10年後を描いている。ドラマの好評を受け、続編ドラマ「ドラゴン桜2」の放送も決定。当初、昨年夏から日曜午後9時枠で放送予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で昨年6月に延期が発表され、放送時期は未定とされていた。複数の関係者は「(今年)4月スタートで決まったようです」と話した。

放送枠は、昨年に「半沢直樹」が大ヒットするなど骨太な作品が配置される日曜午後9時枠。TBSの看板枠で「日曜劇場」の名で知られる。05年の前作の金曜午後10時枠から〝昇格〟となり、TBSの期待がうかがえる。

今回も豪華キャストが集まりそうだが、現時点では阿部以外、明らかになっていない。準主役の山下は昨年10月いっぱいでジャニーズを退所し、周知の通り夢だった海外での俳優業を本格化。そのため、「ドラゴン桜2」に出演すれば、早くも〝日本凱旋作〟になるが…。

ヒントになりそうなのが本人のインスタグラム。昨年11月の投稿では「今カナダに来ています。こちらでの生活をしながら今できる事を始めています」「今回の仕事が無事に終わったら、年内には日本に戻れそうです」と、カナダでのハリウッド映画撮影後に帰国することを明かしていた。

同12月にはインスタのストーリーズで帰国を報告。コロナ禍の第3波に最大限配慮しながら戻ってきたのだろう。

今年1月19日には「まだ何の仕事か言えないのですが、スタジオに入っていました」、同31日に「久々に撮影させてもらいました。とても楽しい時間でした」と記して〝匂わせ〟た。「これが『ドラゴン桜2』ではないかとみられているんです」(関係者)

ただ、出演したとしてもかなり脇役だという。

「マンガもドラマも『1』は桜木(阿部)、矢島(山下)、水野(長澤)の3人を軸にしてストーリーを盛り上げましたが、マンガの『2』では桜木と、東大合格後にほどなくして母校に戻り東大クラス担当になる水野の2人が中心です。ドラマの『2』で長澤さんの出演は決定済み。かたや、矢島はマンガの『2』では端役で、連載開始から2年以上たった昨年夏にようやく登場するんです。ドラマの『2』でも脇役でしょう」(同)

凱旋作が主演級だと古巣のアイドル帝国にニラまれるだけに、これくらいがちょうどいい!?

© 株式会社東京スポーツ新聞社