メッツが前ドジャースの三塁手・ターナーの獲得に興味を示す

「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタールによると、メッツはドジャースからフリーエージェントとなったジャスティン・ターナーの獲得に興味を示しているようだ。ただし、ローゼンタールは「両サイドは金額や年数で希望条件がかけ離れている」と伝えている。ターナーには再契約を目指すドジャースのほか、ブリュワーズも興味を示していることが報じられているが、もしメッツが獲得に成功すれば、2013年以来8年ぶりの古巣復帰となる。

メッツは最新の補強としてユーティリティのジョナサン・ビヤーと1年355万ドルで合意したことが報じられており、ぜいたく税の課税対象ラインとなる2億1000万ドルまでおよそ2500万ドルの余裕を残している。よって、ターナー獲得は決して不可能ではないが、トレバー・バウアーを逃した先発投手陣の補強を行う可能性もあり、ターナーに大金を投じるのは避けたいと考えているようだ。

また、ターナーを獲得した場合、正三塁手に予定されているJ・D・デービスの処遇という問題も発生する。トレードによる放出が検討される可能性もあるが、ローゼンタールは「メッツはデービスをトレードした場合に何が得られるかを把握していない」と伝えている。要するに、メッツはまだデービスに関するトレード交渉を全く行っておらず、市場価値を把握できていないのだろう。

現在36歳のターナーは2014年2月にマイナー契約でドジャースに加入したが、その前に在籍していたのがメッツだった。2011年は二塁のレギュラー格として117試合に出場したものの、打率.260、4本塁打、51打点、OPS.690に終わり、その後の2年間はユーティリティ扱い。2013年オフにノンテンダーFAとなり、メッツを去ることになった。

なお、ローゼンタールは「依然としてドジャースとの再契約が最有力」と伝えている。4年契約を希望しているとみられるターナーだが、最終的には2年契約あたりに落ち着くことが有力視されている。

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