三浦涼介、「マイルノビッチ」出演で女子力アップ! 「洗顔、パック、美顔器…おかげさまで僕自身も奇麗に(笑)」

桜井日奈子さんと神尾楓珠さんがダブル主演を務めるHuluオリジナル「マイルノビッチ」が、2月12日にいよいよ配信スタート! 動画配信サービス・Huluと少女漫画誌「マーガレット」がタッグを組む「マーガレットLove Stories」の第1弾として、累計発行部数350万部を超える佐藤ざくりさんの大ヒット少女漫画を実写化したドラマです。

桜井さん演じる地味でさえないキノコ頭の女の子・木下まいるが、神尾さん扮(ふん)する神的なメーク術を持つ毒舌なイケメン男子・熊田天佑のプロデュースでキュートな女の子に変身し、たくさんの恋を経験しながら本当の愛を見つけるまでを描く“恋愛下克上シンデレラストーリー”。

今作で “見た目と心は女性”の叔父として、まいるの変身と成長を見守る有名ブランドのファッションデザイナー・木下ふわりを演じるのは三浦涼介さん。ご自身も女装を披露し、ファンを魅了してきた三浦さんを直撃し、現場での様子や美へのさらなる探求心などを伺いました!

――出演が決まった時のお気持ちを教えてください。

「ラブコメというものを僕自身もプライベートで数多く見ていましたので、『ついに参加できるんだ!』というワクワク感とドキドキ感でうれしかったですね」

――出演が発表された時の周りやファンの方々のリアクションはいかがでしたか?

「ビジュアルに関しては…結構沸きました! 自分で言うのもあれですけど(笑)。僕の周りのスタッフや家族もビックリしていましたし、喜んでくれました。ファンの皆さんは、いつもすごく褒めてくださっていて、『三浦の美しさがもっとみんなに伝わればいいのに!』と言っていただいているので、ありがたいですね」

――撮影に挑む前は作品にはどんな印象を持っていましたか?

「キャラクターや絵といった原作の力があるので、自分がどのようにアプローチしていくかは考えさせられましたし、楽しみでもありました。原作ありきのものというのには、ファンの方がたくさんいますから、その思いを意識してふわりちゃんを演じたいと思いましたね」

――実際に演じてみてどう感じましたか?

「ドラマになることで、よりリアルに、具体化されることがたくさんあると思いました。そういったところがドラマの楽しさですし、人間が演じることでキャラクターのハートが純粋に伝わるんだなって」

――“木下ふわり”という役に対しての印象についてもお聞かせください。

「この漫画から伝わってくるキャピキャピ感というかキラキラ感がある中で、実際に僕が演じるところではメークや衣装が原作とは違うアプローチなので、そこにどう自分なりに説得力を持たせるかというところは悩みました。マイノリティーな部分をリアルにしてしまうことで、誰かを傷つけてしまうこともあると思うんですよね。想像でしかないけど、ふわりちゃんの過去だったり悩みだったりとかを自分の心の中に置きながらお芝居をさせたいただくことで、多少の深みを出すと言ったらちょっとおこがましいですけど…。『そういった部分も踏まえて』というのを心がけました」

――原作とは違うというビジュアル面での手応えは感じましたか?

「僕自身ができるということもあって、メークを自分でさせてもらったんです。カメラの前に立つ時は、『これでいいんだろうか?』『これで若いみんながこの人のデザインを格好いいと思うのだろうか?』というのは、毎日探りながらではありました。でも、皆さんが本当に褒めてくださったので(笑)、それでなんとか『イケてるかな?』と自分に言い聞かせながらの撮影でしたね」

――三浦さんがこれまでに披露してきたメークとは違った形というお話が出ていましたが、この役を演じたことで女子力アップや美に対する意識の変化などはありましたか?

「洗顔に本当に気を使うようになりました。あと、パックもするようになりましたし、美顔器も使うようになりましたし、確実に女子力は上がっています(笑)。そういうところにも気を付けるようになるのは良いことなのかなって。おかげさまで、三浦涼介自身も徐々に奇麗になりつつあるので、ありがたいですね(笑)」

――今後の三浦さんのビジュアル面にも期待ですね!

「はい、頑張ります(笑)」

――ビジュアル面では原作と違った部分についてお話いただきましたが、作品全体としては原作と比較して違ってくる部分などはありますか?

「当たり前のことですけど、人間が演じるのでリアリティーがすごくあります。ふわりちゃんでいうと、過去が描かれていない分、『どういうふうにいたら作品の中で邪魔にならずにキャラクターとして成立して、ファンの方も喜んでくれるのかな』というのを意識しながら演じました。もちろん、原作を軸としてドラマは動いていきますが、実写化することで、より人間模様が描かれて、より体温を感じられる作品になっていると思います。原作は原作ですてきで大好きですけれど、ドラマだからこそ新たに発見できることや楽しめることがあって、『また原作を読み返そう』と思ってもらえるんじゃないかと思いますね」

――叔父と姪という間柄もあって、主演を務める桜井さんとのシーンが多いかとは思いますが、桜井さんの印象についても教えてください。

「いろんな作品やバラエティーでよく拝見させていただいていたので、お会いできるのがすごく楽しみだったんですけど、会ってみたら裏も表もない純粋で素直な、すてきな方でした。まいるちゃんとのシーンでは、彼女が現場を盛り上げてくれていたので、僕自身もすっとその空気に入れましたし、現場に行くことが楽しみでした。お芝居もとてもナチュラルで、『こんなふうに自然にお芝居ができれば無敵だな』って感じましたね」

――ほかの皆さんはどうでしたか?

「今回の現場では、若い皆さんがとても魅力的で勉強にもなりました。新しい作品に最初に入る時は、第一段階として皆さんとのコミュニケーションの取り方に悩んだりもするんですけど、そういうこともなく作品に没頭できましたね」

――現場の様子はどのような雰囲気でしたか?

「毎日が楽しかったです。もちろん、いい緊張感はありました。作品をやればやるほど『現場に行きたいな!』という思いって薄れていってしまうというか、年齢や経験と共に怖さも増して、素直になれなくて…ということもたくさんあると思うんです。でも、この現場では、『こんなに大きな声で笑っていいんだ!』って思えました」

――どんなことをお話されるのですか?

「最近はどういうものがみんなは好きなのか、とか。一番盛り上がったのが、なぜか『おにぎりの具は何が好きですか?』っていう話題で(笑)。そういったたわいもない会話が楽しかったですね。新型コロナウイルスの影響で撮影も中断されて、長いブランクがあった中で、みんな本当に不安だったと思うんです。特に主演の桜井さんたちには本当にたくさんの心配事があったと思います。みんなに不安があった中で再スタートして、手洗いやうがい、検温などのやらなければならないことはスタッフの皆さんがサポートしてくださって。つらかったり大変な顔をこちらに見せずに関わってくださったので、キャスト陣はみんな楽しくやらせていただけたんだなと思いますね」

――いいチームワークの現場だったんですね! 最後に、いよいよドラマがスタートするということで、メッセージをお願いします。

「ついに皆さんお待ちかねの『マイルノビッチ』がスタートします。とてもすてきで、キラキラ、ワクワク、ドキドキの作品になっていますので、皆さんにもぜひ見ていただいてキュンキュンしていただきたいなって思います。この作品を見て『おしゃれをしたくなる』、そんなふうな作品だと思いますので、ぜひよろしくお願いします!」

――ありがとうございました!

一つ一つの質問にとても丁寧に答えてくれた三浦さん。途中、ファンの皆さんの存在について「(コロナ禍で)舞台が中止になってしまっている中で、本当だったら皆さんを勇気づけなきゃいけないところを助けてもらって。これからも精いっぱいやらなきゃと思わせてもらえる、ありがたくて大切な存在です」と誠実に語ってくれた一方で、今後の展望について尋ねると「お仕事はマイペースに…いつもマイペースですけど(笑)。あとは、『もうちょっと声を出していこうぜ!』というところで頑張って発声練習します(笑)」とちゃめっ気も見せてくれました。

そんな三浦さん演じるふわりが、まいるが成長していく中でどんな存在感を見せてくれるのか、お見逃しなく!

【プロフィール】

三浦涼介(みうら りょうすけ)
1987年2月16日生まれ。2002年に映画「おぎゃあ。」でデビューし、ドラマ「超星艦隊セイザーX」(テレビ東京系)や「仮面ライダーオーズ/OOO」(テレビ朝日系)などで注目を集める。以降、映画やドラマ、舞台など数多くの作品に出演。4月6日から上演されるミュージカル「消えちゃう病とタイムバンカー The Vanising Girl & The Time Banker」への出演が決定。

【番組情報】

Huluオリジナル「マイルノビッチ」
Huluで2月12日独占配信スタート

取材・文/K・T

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