【NBA】ウィザーズ戦負傷欠場の渡辺雄太「ほんっっっっっとすいません」

渡辺雄太(ロイター=USA TODAY)

10日(日本時間11日)の米プロバスケットNBAは八村塁(23=ウィザーズ)と渡辺雄太(26=ラプターズ)の今シーズン初めての日本人対決が注目されていたが、前日の練習で渡辺が左足首を捻挫したことで欠場。残念ながらお預けとなった。

渡辺は試合終了後に更新したツイッターでファンに対して「今日の試合を楽しみにしてくれてた方々ほんっっっっっとすいません」と謝罪のメッセージを投稿した。

気になる足首の状態については「全然軽症なんでさっさと治して早くコートに戻れるようにします!!」と深刻ではないことを報告した。

この日ウィザーズに137―115で勝利したラプターズは今シーズンの成績を12勝13敗として東地区の5位に浮上。11日(日本時間12日)は0・5ゲーム差の4位にいるボストン・セルティックス戦。7試合ぶりのホームゲームとなる14日(日本時間15日)は西地区最下位のミネソタ・ティンバーウルブス戦と勝ちたい試合が続くだけに、いまや「セカンド・ユニット」の一員として欠かせない渡辺に無理をさせずに休ませた形となった。

日本向けの〝ビジネス〟を優先させれば、試合後にユニホーム交換した昨シーズンの対決時(渡辺は当時メンフィス・グリズリーズに所属)のように、試合会場に来させてツーショット写真を撮るなどして話題を作ることもできた。それをしなかったのは、ラプターズが渡辺を真の戦力として扱い、先を見据えた判断をした証しだといえる。

東地区の4位以下で直近の10試合で勝ち越し(6勝4敗)ているのはラプターズだけ。渡辺の守備での貢献は大きいだけに早く完治させてほしいものだ。

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