米AEW初参戦のKENTA躍動 ケニーとタッグ結成でUS王者・モクスリーとの前哨戦制す

モクスリーにgo2sleepを見舞うKENTA

新日本プロレスのKENTA(39)が11日(現地時間10日)、米国のプロレス団体「AEW」マットに参戦。IWGP・USヘビー級王者のジョン・モクスリー(35)との前哨戦で大きなインパクトを残した。

新日本プロレスワールドで27日に配信される「NJPW STRONG」でモクスリーへの挑戦を控えるKENTAは、この日の「AEWダイナマイト」に参戦。AEW世界王者のケニー・オメガ(37)と組みモクスリー、ランス・アーチャー(43)組と対戦した。〝敵地〟ではあるものの全員が新日本マット経験者で、KENTA以外の3人はUS王座戴冠経験を持つという日本のファンにとっても注目度の大きな一戦となった。

KENTAはいきなり王者をブリーフケースで殴打すると、反則裁定なしのエニウェアフォールマッチとあってリング外でも大暴れ。アリーナ外キッチンのテーブル上でDDTからGAME OVERを繰り出しモクスリーを攻め立てる。再びアリーナに戻り、場外でフットスタンプを見舞っていった。

さらにリングに戻ると乱戦のスキをついてモクスリーにgo2sleepをさく裂させる。最後はカール・アンダーソン(41)、ドク・ギャローズ(37)のアシストからケニーがアーチャーに片翼の天使を決めて大乱戦に終止符を打った。

前週4日(現地時間3日)に敵地上陸を果たし、モクスリーを襲撃。さらにこの日は新日本プロレスの選手として初のAEW参戦を果たし、前哨戦を制してベルト奪取に弾みをつけた。KENTAとモクスリーのUS王座戦は、日米で日を追うごとに注目度が高まっている。

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