中印、係争地から軍隊の撤退開始

緊張緩和、予断許さず

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インド・ラダック地方、中国

 【ニューデリー共同】中国チベット自治区とインド北部ラダック地方との係争地域を巡り、中国国防省は10日、双方の軍隊が前線から撤退を開始したと発表し、インドのシン国防相も11日、両軍がにらみ合っている湖周辺で撤退が始まったと認めた。ただシン氏は「他の地点で未解決の問題がある」と強調。全面的な緊張緩和に向かうかどうかは予断を許さない。

 シン氏の説明によると、中国軍が昨年5月以降、インド側のパトロール地域に8キロ進出して小屋を設けて占拠した湖パンゴン・ツォの湖岸について、中国は進出以前の場所まで戻り、建造物の撤去にも合意した。インド側も湖周辺で同様の措置を取る。