【LEGEND】井上尚弥が比嘉大吾を圧倒! 「恥ずかしいカラダ」62キロで強打連発

比嘉大吾(右)を攻めまくる井上尚弥

ボクシングの新型コロナウイルスのチャリティーイベント「LEGEND」(11日、東京・代々木第一体育館)、メーンに登場したWBAスーパー&IBF世界バンタム級統一王者の井上尚弥(27=大橋)は、元WBC世界フライ級王者の比嘉大吾(25=Ambition)を圧倒した。

勝敗のつかない3分×3ラウンドのエキシビションマッチ。まずはヘッドギアを着用しての最初の2ラウンドは、井上が鮮やかなコンビネーションを披露。左右のワンツーの後に間髪入れずに左を打ち込むシーンもあった。

そして最後の第3ラウンドは両者ともにヘッドギアを外しての「真剣勝負」。ここでも井上は序盤に左の連打。後半は右の強打を当て、終盤には右アッパー3連発を打ち込んだ。

試合の時と違って減量の必要がないので、この日は62キロほどの体重でリングに上がった(バンタム級の前日計量のリミットは53・5キロ)。そのため「ちょっと見せるのが恥ずかしいカラダ。どこまでスピーディーば動きが見せられるかというのがあった」(井上)と心配していたというが、9分間の戦いでは「自分としては差を見せつけられて当たり前。互角の戦いをしたら自分の評価を高められない。それは見せられたと思う」と振り返った。

次戦はIBF1位のマイケル・ダスマリナス(28=フィリピン)との指名試合となるが濃厚。「これからはサウスポー対策をしていきたい」と気持ちを切り替えていた。

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