西武ドラ4・若林が走攻守で評価うなぎ上り チーム抱える「難題」一発解消なるか

西武期待のドラフト4位・若林

西武期待のドラフト4位ルーキー・若林楽人外野手(22=駒大)が〝ロケットスタート〟だ。宮崎・南郷キャンプの第3クール初日(11日)に行われた今キャンプ初のシート打撃でキャリアのある今井、平良から2安打1盗塁をマークした。

チームを活性化する上で欠かせないのが下からの突き上げ。最近の西武では2017年入団で現在は主将を務める源田がいい例だろう。12年オフに中島(現巨人)がメジャー移籍し、翌13年からチームは正遊撃手不在に苦しんだが、空いていた椅子に源田が収まるや、18、19年とリーグ連覇。現在は米大リーグのレッズに所属する秋山が「源田がチームを変えてくれた」と絶賛したほど、1年目から走攻守でチームに貢献した。

皮肉にも昨年から続く西武の課題は、その秋山の抜けた「1番問題」。新人の若林がどこまで適応するかは未知数だが、球団内からは「いきなり新人が活躍できるほど甘い世界ではないが、秋山がいた当時から(1番への)適応に苦しんでいた金子のところにハマってくれたら理想的。外崎に匹敵する打撃センスがあるし、俊足、強肩も若林の特徴。そうなってくれるに越したことはない」との期待もある。果たして〝源田方式〟で1番問題解決となるか…。

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