J各クラブ「ノーモア浦和」徹底指示! 柏木&杉本の違反外出で危機感

コロナ禍の中、外出禁止を破った柏木(左)と杉本

新型コロナウイルスの猛威が続く中、Jリーグ各クラブが〝ノーモア浦和〟とイレブンに厳しい目を向けている。

Jクラブが開幕(26日)に備えて各地でキャンプに取り組んでいる中、10日にJ1浦和はMF柏木陽介(33)とFW杉本健勇(28)が、チームが定める外出禁止に違反したとして罰金などの処分を発表。

クラブは公式ホームページで「到底認められる行為ではありません。シーズン開幕前にこのような事態でみなさまをお騒がせし、誠に申し訳ございません」と謝罪した。

これを受けて、あるJ1クラブ関係者は「このご時世にチームを受け入れてくれているキャンプ地の方に迷惑をかけることにもなる。浦和みたいなことになれば、ファンやサポーターからも見放されるかもしれない。そこは選手たちに言っていかないといけないし、徹底していかないといけない」と、改めて感染防止対策を求めた。

その上で「サッカーだけじゃなく、野球もだけど、宿舎を抜け出して街に出る選手がいるかもしれない。キャンプ地では写真誌が張り込んでいるという情報もあるし(一部地域で緊急事態宣言が出ている中)自重していないと世間からバッシングされる。プロスポーツだけが特別なのかって。スポンサーにも迷惑がかかる」と、軽率な行動が与える影響を懸念した。

新型コロナ禍の中、各クラブは大幅な収入減に見舞われている。観客動員が見込めない中、ファン離れ、スポンサー離れを防ぐためにも徹底した管理が必要なようだ。

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