世界を一つに パートナーシップで目標を達成しよう【SDGs17】

SDGsには17の項目がありますが、1~16までの項目を達成するにはこの17個目の目標を達成しなければなりません。国同士だけでなくすべての人が手を取り合って、平和な世界を目指しましょう。「パートナーシップで目標を達成しよう」とはどういう意味なのかについて解説します。

SDGsはすべての人が協力する必要がある!

SDGsの項目をすべて達成するには、すべての人がSDGsを正しく理解し、協力しなければなりません。

そのためにはまずSDGsの認知度を広める必要があります。日本でもSDGsに貢献している企業や団体はたくさんありますが、その認知度は3割程度とまだまだ低いのが現状です。

さらに発展途上国ではさらに認知度が高く、すべての人に浸透するにはまだまだ時間がかかるでしょう。一人でも多くの人がSDGsを知っていなければ、個人単位でパートナーシップを結び協力し合うことはできません。

パートナーシップで目標を達成するための7つの目標

Infographic, goal 17画像参照:https://unstats.un.org/sdgs/report/2020/

パートナーシップで目標を達成するために、SDGsでは17の目標を掲げています。資金、技術、能力構築、貿易、政策、パートナーシップ、説明責任といった7つに分類してそれぞれの目標を紹介します。

1.発展途上国への資金援助を強化する

発展途上国の支援はパートナーシップのためには必須であるものの、支援金は未だに全く足りていません。国際的な支援のための資金を調達するとともに、国内資源も強化させていきます。

2.最新技術をすべての人に共有する

最新技術や知識を国家や企業が独占することなく、すべての国、企業、人たちが共有できるシステムを作っていきます。また、地球の環境、生態系を守るための技術を発展させていくことも目標です。

3.能力の構築を強化する

発展途上国に物資や資金を送るだけでなく、能力や知識を与えることも大切です。これによって、すべての国で持続可能な開発ができるようにします。

4.公平な貿易を目指す

差別や独占のない公平な貿易を目指します。発展途上国の輸出を増やすことも、国の発展につながります。

5.SDGsを尊重した制度、政策を作る

すべての国がSDGsを尊重した制度、政策を、それぞれの国に適した形で作っていきます。貧困や暴力、差別を撲滅し、持続可能な開発を進めるため、矛盾のない制度、政策が求められています。

6.あらゆる場面でパートナーシップを強化する

SDGsは国の政策だけでは達成できません。公的機関、企業、学校、家族などさまざまなグループにおいてのパートナーシップを強化する必要があります。知識や情報、技術を共有すること、お互いに補い合うことの大切さに気づいていかなければなりません。

7.データの信ぴょう性を高める

発展途上国への支援を強化するためには正確なデータが必要です。人工や性別、年齢、人種、所得などの最新のデータをすぐに入手できるようにする、スピーディーにデータを集計できるシステムを作るなどが求められています。

パートナーシップで目標を達成するためにできること

SDGs17個目の項目、「パートナーシップで目標を達成しよう」のためにはまずSDGsがどんなものなのかを正しく理解する必要があります。SDGsの項目一つ一つを理解していき、自分に何ができるかを考えることから始まります。

さらに友人、家族、グループ、学校、企業などの団体でSDGsについて話し合えば、パートナーシップも結びやすくなります。

SDGsに参加している企業は調べるとすぐにわかります。このような企業の商品を購入する、サービスを利用することはSDGsの支援につながります。SDGsに賛同している支援団体に寄付をすることもおすすめです。

地球に暮らすすべての人の平和を守るため、限りある地球の資源を守るため、早速今日からSDGsを生活に取り入れていきましょう。

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