【さくら開花予想】平年より早い開花 福岡は3月19日頃、東京20日頃

さくらの開花予想2021(2月11日ウェザーマップ発表)

 ウェザーマップは、2021年のさくらの開花予想(第三回)を発表した。2021年の桜は、平年より早めの開花となる所が多い見込みで、九州南部などの一部地域では、ほぼ平年並みとなる所もありそうだ。もっとも早く開花となるのは、九州北部か四国、東京となりそう。

2020年10月~12月の地域平均気温平年差 出典:気象庁ホームページ

 今年の冬は、たびたび非常に強い寒気が流れ込んだが、冬の入り口の11月の気温がかなり高かったため、花芽の「休眠打破」は鈍めの所が多いとみられる。

直近の1か月予報[上]と3か月予報(3月)[下](いずれも平均気温)出典:気象庁ホームページ

 この先は、2月は気温が高い状態が続く見込みで、3月もやや高めの予想ではあるものの、大幅に高くなる可能性は低いとみられる。このため、桜の開花は昨年のように大幅に早くなることはないが、平年より早め程度となりそうだ。

全国に先駆けての開花が予想される地点

3月19日頃 福岡

3月20日頃 長崎、松山、高知、東京

主要都市の開花予想

各地の開花・満開予想日(濃い背景は12日現在すでに開花・満開となった日)

福岡 3月19日頃

広島 3月22日頃

大阪 3月25日頃

京都 3月24日頃

名古屋 3月23日頃

金沢 3月31日頃

東京 3月20日頃

仙台 4月8日頃

札幌 4月30日頃

開花とは?

 標本木で5~6輪以上の花が開いた状態。

桜の「休眠打破」とは?

桜が咲くまで(イメージ)

 夏に形成された花芽は一旦休眠に入る。冬に一定期間低温にさらされることで、花芽は休眠から目覚め(休眠打破という)、その後の気温上昇によって花芽が成長して開花する。

 暖冬により、冬にあまり低温にならないと、休眠打破が鈍り、その後の花芽の成長にも影響を与えるとされる。

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