森会長辞任 会場周辺でデモ「オリンピックこそ差別の象徴」「中止一択」

会場周辺ではデモが行われた

東京五輪・パラリンピック組織委員会は12日、都内で評議員会・理事会合同懇談会を開催。森喜朗氏(83)が会長職からの辞任を正式に表明するなど、大きな騒動となっている中、会場周辺では抗議デモが行われている。

男女数十人が「中止一択東京五輪」「女性差別。五輪はいらない」「オリンピックこそ差別の象徴だ」などと、それぞれの思いを記したプラカードを掲げ、東京五輪・パラリンピックの中止などを訴えた。

また、通りがかりの人たちにビラを配る場面も見られた。ビラには「二つの緊急事態宣言~福島と東京~ #森喜朗の女性差別を許さない #東京2020の中止を求めます」との題名のもと、数々の訴えが書かれていた。

さらに、参加者はマイクを使いながら「組織委員会の近くで何が起ころうと、自分たちの利権を守ろうとしている」などと組織委を激しく非難した。

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