「警視庁強行犯 樋口顕」クランクアップ記念オンラインイベントを開催

テレビ東京系の金曜8時のドラマ「今野敏サスペンス 警視庁強行犯係 樋口顕」(金曜午後8:00)。本日2月12日放送・第5話放送前日に、クランクアップ生配信イベントがLINE LIVEで開催され、内藤剛志、榎木孝明、佐野史郎、佐野岳、片山萌美、小松利昌が登場した。

ドラマは、警察小説の名手である今野敏氏の小説をドラマ化した本格ミステリーで、15年以上にわたりスペシャルドラマとして9作放送された「強行犯係 樋口顕」シリーズを連続ドラマ化。これまでのシリーズ同様、主人公・警視庁捜査一課強行犯係の警部・樋口顕を内藤、樋口の盟友にして最大の理解者である氏家譲役に佐野史郎、強行犯第三係を見守る管理官・天童隆一役に榎木、樋口の妻・恵子役に川上麻衣子、夫婦の娘・照美役に逢沢りな、新聞記者の遠藤貴子役に矢田亜希子、樋口の部下・菊池和馬役に佐野岳が扮(ふん)し、樋口を支えるキャストが引き続き出演している。

警視庁捜査一課強行犯第三係一班の一室に集合したキャスト一同。榎木は別の仕事のためリモートでの参加となった。佐野史郎が「コロナで打ち上げがないので、皆さんと一緒に打ち上げができれば」と説明すると、内藤は「打ち上げのためにドラマやってるようなもんなのにね(笑)」と返すフランクな雰囲気の中、オンラインライブがスタート。

「タレコミ? 暴露?『警視庁強行犯係 樋口顕』の真実!」と題し、スタッフやキャストからの撮影秘話を公開するコーナーでは、撮影直前まで雑談をしているという内藤が、本番の声がかかると瞬時に樋口警部に変貌し、カットがかかるとすぐまた雑談を始めるという、切替えの早さについての情報が寄せられた。「それは俺だけじゃなくて佐野も同じだけどね」と振ると、「まぁ3、0年以上の付き合いだしね」と佐野史郎も答え、さらに「オン・オフがハッキリしてた方が集中できる」「でも、ずっとしゃべってるから若手には迷惑かけてるよね?」と掛け合い漫才のように息の合ったトークを見せ、現場を笑わせた。

さらに「佐野岳、片山萌美、小松利昌はヒグチハンジャー」というタレコミでは、3人が撮影の合間に戦隊ヒーローのようなポーズをとる楽しそうな動画を公開していることが挙げられた。片山が「もともとは私と小松さんの2人がお願いされて始めたんですけど…」と話すと、佐野岳が「その時、控室にいたんだけど、なんか2人でやってて。『なんで僕は呼ばれないのかな?』って飛び入りで参加しました(笑)」とその経緯を説明。内藤からは「もともと本職だったじゃん」と、佐野岳は本物のヒーロー役(「仮面ライダー鎧武」の主人公)の経験があることをツッコまれた。さらに視聴者からも「スピンオフでやってほしい」との声が上がった。

また、内藤、佐野史郎、榎木がそろい、名物ともなっている居酒屋でのラストシーンについて話が及ぶと、佐野史郎は「スペシャルドラマの時は、毎回のテーマについて内藤と僕に自分の言葉でしゃべってほしいと監督から言われていたんです」と明かし、内藤も「あの頃は例えば“正義”とかについて、2人でアドリブで話さなきゃいけなかったの。今はセリフはあるんだけど、そういう思いは込めてやっているよね」と述べ、「ドラマをやる時はそのテーマを考え続けること」の重要性を語った。

オンラインでも、座長・内藤を中心とした現場の楽しそうな雰囲気がひしひしと伝わってくるが、内藤は「こういう楽しさがあると撮影のパフォーマンスって上がるよね? ピリピリと緊張してるといいものが上がらないと思うんだよね。『真面目に楽しくやる』というのが俺たちのモットー」と、にこやかに語りかけた。

最後に「2003年から続けてきてスタッフもキャストの皆さんも少しずつ変わってはきていますが、一つだけ変わらないものがあります。それは当たり前の人たちが一生懸命頑張るということ。その姿が、ご覧いただく皆さんのちょっとした希望になれるように」と締めくくった。

なお、総視聴者数26万人を突破したこのLINE LIVEでの配信は、2月19日までアーカイブ視聴することができる。スマートフォンのLINE LIVEアプリから「テレビ東京」チャンネルを検索。

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