アーセナルMFウーデゴール争奪戦が勃発 Rソシエダードも参戦

ウーデゴール(ロイター)

1月にスペイン1部レアル・マドリードからイングランド・プレミアリーグのアーセナルにレンタル移籍したノルウェー代表MFマルティン・ウーデゴール(22)の来季争奪戦に〝古巣〟が参戦する。

「ノルウェーの至宝」と呼ばれるウーデゴールは本契約を結ぶRマドリードで出場機会に恵まれず、移籍を直訴。イングランド行きが決まった。すでにアーセナルでは来季もウーデゴールを所有したい考えが報じられているが、スペイン1部レアル・ソシエダードも獲得に乗り出すという。

スペインメディア「ディフェンサ・セントラル」によると、昨季までウーデゴールが所属していたRソシエダードのロベルト・オラベ・スポーツディレクター(SD)が関心を高めているという。「我々はマルティンと良好な関係を持っている、我々は彼とも話をしている」と、神童への関心を認めている。

もともとウーデゴールは昨季レンタルで加入したRソシエダードで覚醒し、その実力を証明。本来なら今季も同クラブでプレーする予定だったが、保有権を持つRマドリードが強引に復帰させた経緯がある。また、ウーデゴールが移籍志願した際も、Rソシエダードへの復帰が有力視されていたが、結局はアーセナルに移った。

オラベSDは「マルティンは私たちと一緒に育ちました、彼は私たちを大いに助けてくれた。それはお互いが最善の方法で、お互いが素晴らしい関係でした」と語っている。ジネディーヌ・ジダン監督(48)が続投ならば、Rマドリードへの出戻りはないと伝えられる中、今夏のウーデゴール争奪戦が早くもスタートしたようだ。

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