骨折したアロンソがコメント、F1復帰への懸念を打ち消す「僕は元気。シーズンの準備に取りかかるのが楽しみだ」

 アルピーヌF1チームは、フェルナンド・アロンソが交通事故で上あごを骨折したが、手術が成功したとして、2021年F1シーズンへの準備に大きな影響はない見通しであることを明らかにした。これを受けてアロンソ本人が、F1復帰を楽しみにしているとのコメントを発表した。

 2月11日、アロンソが所属するアルピーヌF1チームは、アロンソがスイスでトレーニングの一環で自転車に乗っている際に交通事故に遭ったこと、意識があり元気であることを発表、さらなる検査の結果を翌日公表するとの声明を出した。

 12日、チームは、アロンソは、上あごの骨折が発見されたため、矯正手術を受け、これが成功したと発表。アロンソはスイスの病院に48時間入院することが決まっているが、その後はトレーニングを開始し、シーズンへの準備を進めることができるとの見方をチームは示している。

「今後、数日間完全な休息をとった後、彼は徐々にトレーニングを再開できるようになるだろう。シーズンの準備に完全に対応できる状態になることを期待している」とチームの声明には記されている。

 アロンソはチームが声明を発表した後、twitterを通して次のようなメッセージを発信した。

「皆さん、お見舞いのメッセージをありがとう。僕は元気だよ。2021年の準備に取りかかるのが楽しみだ。レッツゴー!」

フェルナンド・アロンソがルノーR.S.20で初走行

 事故が起きたスイスのルガーノの警察によると、スーパーマーケットの駐車場に入ろうと左折していた車と自転車で反対方向から来たアロンソの間に接触が起きたということだ。

 2年間F1から離れていた39歳のアロンソは、今年アルピーヌ(元ルノー)と契約し、F1に復帰する。プレシーズンテストは3月12日から14日にバーレーンで開催され、シーズンは3月28日のバーレーンGPで開幕する。

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