ドジャースが2件のトレードでコラレック、フローロらを放出

日本時間2月13日、ドジャースは2件のトレードを成立させた。アスレチックスには救援左腕のアダム・コラレックとマイナー外野手のコディ・トーマスを放出して内野手のシェルドン・ノイジーとマイナー右腕のガス・バーランドを獲得。一方、マーリンズには救援右腕のディラン・フローロを放出して若手左腕のアレックス・ベシアと2020年ドラフト5巡目指名の右腕カイル・ハートを獲得している。

ドジャースのノイジー獲得は、ジャスティン・ターナーの流出に備えた動きと言えそうだ。現在26歳のノイジーは昨季メジャーでの出場機会がなかったものの、メジャーデビューした2019年は25試合に出場。AAA級では打率.317、27本塁打、102打点、OPS.939の好成績を残した。ターナーが流出した場合、三塁は右打ちのノイジーと左打ちのエドウィン・リオスによるプラトーンで賄われることになるかもしれない。

アスレチックスはリアム・ヘンドリックス、ホアキム・ソリア、ユスメイロ・ペティートといった主力リリーバーが抜けた穴を埋めるための補強とみられる。現在32歳のコラレックは昨季20試合に登板して防御率0.95の好成績をマーク。2019年にはレイズとドジャースの2球団合計で自己最多の80試合(防御率3.27)に登板している。

マーリンズは2人の若手投手を放出して現在30歳のフローロをブルペンに加える形となった。昨季は25試合に登板して防御率2.59と安定したピッチングを披露。2019年は防御率4.24と不調だったが、レッズとドジャースでプレーした2018年には自己最多の54試合に登板して防御率2.25をマークしており、マーリンズでも試合中盤を担うリリーバーとして貴重な戦力になりそうだ。

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