橋下徹 森喜朗氏の”蔑視発言”に「フェミニストの人たちも…」「田嶋陽子さんすごかった」

橋下徹氏

元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(51)が13日、関西テレビ「胸いっぱいサミット!」に出演。辞任表明の発端となった東京五輪・パラリンピック組織委員会森喜朗会長(83)の〝女性蔑視発言〟について、フリーアナウンサーの八木早希氏とトークバトルを繰り広げた。

橋下氏は「僕も政治家の時は(発言を)切り取られ批判されまくったので、森さんの不満というかメディアに対して言いたい気持ちはすごい分かる。ただ、その後の〝逆ギレ会見〟。あそこが挽回のチャンスだったので、あの会見やったら辞任せざるを得ません」とコメント。

つづけて「自分の組織員会の女性たちは会議をきちんとやってくれてますよ、と。それを言うために前段で女性一般を『話が長くなる』とかって言ったら、言い方として大失敗。ただ(発言)全体を見て、僕は一発でアウトという人もいるけど、僕は次の記者会見で『こういう意図だったんです。すみません』ということを言ったら挽回できたと思う」と見解を示した。

これに八木氏は発言を英語に訳すと女性蔑視以外何物でもなく、海外には「発言撤回」という概念がないと指摘。世界に態度を示す意味でも〝一発アウト〟は妥当とした。

すると橋下氏は「不適切には間違いないけど、そしたら、世にいるフェミニストの人たち。言い方は徐々に変えてきてるのかも分からないけど、『男たちは――』って言ってる人たちいっぱいいますよ。あえて言いますけど、今は言い方変えてるかもしれませんけど、田嶋陽子さんとかすごかったから。『女は――』って言った瞬間にアウトと言うなら、『男は――』って言った瞬間も全部アウトになっちゃいますよ」と首を傾げた。

八木氏は性別は関係ないとし「あの発言はポジションがある方が言うというのが問題」とばっさり。「話長い男なんていっぱいいるじゃないですか。『女はこうだ』って権力者の男が言うのがだめ」と続けると、橋下氏は「森さんマイク40分握ってたらしいですもんね」と矛を収めた。

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