地元史触れる出土品にドキドキ 横浜市金沢図書館で企画展

 金沢文庫・称名寺周辺からの出土品などを紹介する企画展「埋蔵文化財センター 最近の発掘成果より」が、横浜市金沢区の市金沢図書館で開かれている。市埋蔵文化財センターが協力し、縄文時代中期の深鉢や古墳時代のかめなど25点を展示。3月15日まで。

 称名寺境内で発掘され、鎌倉時代に使われたとみられる青磁の碗(わん)や、室町時代以降の作品とされる素焼きの器などを紹介。江戸から明治期に使われていたという青色の文様が美しい茶わんなども並び、来場者が見入っていた。

 担当司書の柳田一さんは「時代によって異なる土器の移り変わりや、昔の金沢地区に住んだ人々の暮らしに思いをはせてほしい」と来場を呼び掛けている。

 問い合わせは、同図書館電話045(784)5861。

© 株式会社神奈川新聞社