巨人・岡本 坂本ら先輩ナインへ成長見せるぞ!「それはもう見てからのお楽しみ」

シート打撃でヒットを放つ岡本和真

若手筆頭として意地を見せる。巨人の岡本和真内野手(24)が14日、宮崎春季キャンプを打ち上げた。

この日は雨天により中止となった紅白戦に代わり、シート打撃で戸郷ら主力級投手陣と対戦。「早く実戦がしたかった」と話す岡本は、4打数3安打と快音を響かせた。1打席目の畠から放った中越えへ放った安打は、打った瞬間、原監督が「バックスクリーン!」と叫ぶほどの力強い打球に。高梨と横川からも鋭い打球を放つなど、状態の良さをアピールした。

宮崎春季キャンプでは野手リーダーにも指名され、若手選手を中心に構成された一軍メンバーを引っ張ってきた〝若大将〟。打ち上げの際には代表の挨拶をしっかりと務め上げ、プレー以外でも成長を見せた。

若手選手筆頭格として、強い自覚も芽生えたようだ。以前には、沖縄で練習を実施している坂本ら「S班」に対して「『おっ』と思わせるように」と、宮崎での猛練習を宣言。その言葉を聞いた坂本からは「いやいや、そんな甘くないと思います。『おっ』とは多分ならないと思います(笑い)」との〝挑発的〟な言葉が返ってきたが、これに動じることもなく「それはもう見てからのお楽しみですよ。『お前ら何しててん』って言われないようにしたいなと思います」と不敵な笑みを浮かべた。

果たして、その努力の結晶は、実績豊富な先輩ナインらの目にどう映るのか、注目だ。

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