久保建との〝相性〟は? ヘタフェ新指揮官に元スペイン代表監督が浮上

久保建英

日本代表MF久保建英(19)が所属するスペイン1部ヘタフェが、元スペイン代表監督のロベルト・モレノ氏(43)の招へいに動いている。

ヘタフェは現在13位に低迷しており、降格圏の18位バリャドリードとは勝ち点3差と残留争いに巻き込まれている。直近4試合で3敗1分けとチーム状態も悪く、ボルダラス監督の更迭の可能性が高まる中、後任の有力候補が浮上してきた。

スペインメディア「トードフィチャージェス」は「ボルダラスは続投せず、ロベルト・モレノが彼のポジションを引き継ぐ」と報じた。

ヘタフェのオーナーのアンヘル・トーレス氏はボルダラス監督との確執が深まっており、クラブ内部ではすでに解任の方針を「明確にしている」と決定した模様。すでに新監督候補の選定に入っており「ロベルト・モレノがチームを引き継ぐ主な候補者だ。モナコの元監督は解任されたばかりでスペインに戻っている。トーレスはすでにモレノとの交渉を始めている」と同メディアは水面下での交渉の進展を指摘した。

モレノ氏は2019年にスペイン代表のルイス・エンリケ監督が家族の事情で辞任したことを受けてコーチから監督に就任。その後同年11月にエンリケ監督が復帰するまで9試合を戦って7勝2分けの無敗で欧州選手権の本大会出場を決めるなど手腕の発揮した。その後フランス1部モナコを指揮したが、昨年7月に解任されている。

スペイン代表を率いた若き名将が久保の新たな上司になるのか。起用法にも影響が出るだけに注目が集まる。

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