レアル主将セルヒオラモス残留か ペレス会長との電話会談で急転

セルヒオラモスにレアル残留の可能性が出てきた(ロイター)

スペイン1部レアル・マドリードの主将で同国代表DFセルヒオラモス(34)が、フロレンティーノ・ペレス会長(73)と交渉して残留の可能性が出てきた。

セルヒオラモスを巡ってはイングランド・プレミアリーグの名門マンチェスター・ユナイテッドが獲得に本腰を入れており、今週中に兄で代理人を務めるルネ氏が交渉する見通しとなっている。

Rマドリード側はセルヒオラモスが求める昇給に応じない構えを見せていたため退団が確実視されていたが、スペイン紙「abc」は「セルヒオラモスがペレス会長と最近、電話会談を行い、非常に前向きな感触だった。主将はRマドリードとの契約更新に近づいている」と報じ、一転して契約延長が進展し残留する見通しを示した。

セルヒオラモスの現在の年俸は1200万ユーロ(約15億円)とみられているが、クラブトップとの直接交渉でRマドリード側から条件面での譲歩を引き出し、愛着のあるクラブでの残留に傾いているようだ。

Rマドリードは財政難に苦しみ在籍選手に給与カットを求めているが、チーム再建にカリスマ性のある主将の存在が不可欠と判断し報酬アップで引き留めに全力を注ぐ模様。有力視されているマンチェスターUも引き下がるつもりはなく、まだまだ水面下で激しい綱引きが展開されそうだ。

© 株式会社東京スポーツ新聞社