目指せ！ 第２の〝雨柳さん〟――。
阪神が１４日に予定していた練習試合・広島戦（沖縄）は、試合開始前に振り出した猛烈な雨のため中止に。ドラフト１位ルーキー・佐藤輝明内野手（２１＝近大）と高卒２年目の若武者・井上が３、４番打者として出場予定とあり虎党としては楽しみな一戦だったが、空模様には勝てなかった。
この日の先発予定投手は６年目右腕の青柳。ナインから畏敬と親愛を込めて「雨柳」さんとあだ名されるチームぶっちぎりの雨男としての力を発揮した格好で、これには矢野監督も「『あめやなぎ』…。すごいな…」と白旗を掲げるしかなかった。
青柳の〝雨男キャラ〟に目をつけたチームの営業は昨季「雨柳さんタオル」を開発したところ、これが発売即完売の大ヒット。その他にも助っ人・ボーアのベンチパフォーマンスをモチーフにした「ファイアボールタオル」やサンズの「ハッピーハンズタオル」も好調な売り上げを記録した。
そして今年の阪神の目玉は、なんといっても４球団競合ドラ１の佐藤輝。例年にない全国区的な反響の大きさと露出の多さにはグッズ担当者も手応えを感じているようで「まずは本業の野球を頑張ってもらい結果を残すのが最優先ですが」と強調した上で「我々としても今後、どのような形で佐藤輝のグッズ展開ができるか非常に楽しみにしている。青柳やサンズのように〝キャラの立った〟選手になってくれればありがたい。今後、グラウンドでどのような姿、パフォーマンスを見せてくれるか楽しみ」と大きな期待を寄せている。
規格外のパワーで早くも大器の片鱗を見せている佐藤輝。記録にも記憶にも残る選手として阪神ファンから末永く愛される選手になってほしいところだ。
