一風変わった「バレンタイン」プレゼント

14日はバレンタインデー。三鷹市の飲食店ではバレンタインデーにチョコレートではなく、なんと「油そば」を100食分を無料配布しました。

「油そば」に使われている麺はもちもちで、のどごしさっぱり。こだわりの和風たれは自家製です。最後に振りかける出汁粉末は、台湾の香辛料が隠し味として入っていて、ちょっとスパイシーな味付けです。この店では、時短要請により支払われる協力金で食材を購入し、付き合いのある生産者や卸業者を支援しようとこの試みを企画したそうです。

バレンタインデーに「油そば」を配布した理由ですが以前、付き合いのある富山の漁港から寒ブリを購入し配布したところ好評だったということです。今度は付き合いのある製麺所を支援しようと麺の発注をしましたが、バレンタインデーに配布したら受け取る人も楽しんでもらえるのではないかと考え実行したということです。

今回の配布は1時間半ほどで配り終え、受け取った人も「最近来店できなかったが、油そばを食べたことはなく楽しみだ」という常連客や「このような試みのおかげで、困っている生産者がいることを意識する」という声が聞かれました。

店はこの支援イベントを今後も定期的に行う考えで近く、付き合いのある酒屋さんと協力して、在庫となっている商品を配布したいと話していました。

© TOKYO MX