NYポスト紙発表の興味深い野球人ランキングで19位に大谷 田中、菅野が32位

大谷翔平(ロイター=USA TODAY)

ニューヨーク・ポスト紙(電子版)は13日(日本時間14日)にキャンプイン直前時点における興味深い野球人トップ50を発表した。19位にエンゼルスの大谷翔平投手(26)、32位に楽天の田中将大投手(32)と巨人の菅野智之投手(31)がランクインした。

選考したジョエル・シャーマン記者はこのオフもスクープを連発している。大谷について「我々は一人の男が2つのメジャーリーグの仕事、投球と打撃を効果的にできるかどうか再び注目している。昨年はうまくいかなかった。トミー・ジョン手術から復帰して2度先発して1回2/3を投げて8四球。打者としては打率1割9分だった」と紹介。その上で「マイク・トラウトのキャリアにおいてエンゼルスがプレーオフに出場したのはまだ一度だけ。21年ポストシーズン進出のカギは大谷が投打ともに活躍できるかだ」と復活に期待した。

一方、今年のプレーする場にメジャーではなく日本球界を選択した田中と菅野に関しては「両投手とも自分に見合ったMLBオファーを受けたと思っていない。来年再びメジャーにトライするかもしれないので目を離せない」と説明した。田中が楽天の入団会見で「まだアメリカでやり残したことがある」と語ったことも伝えた。

さらに注目の日本人選手として楽天の則本昂大投手(30)とソフトバンクの千賀滉大投手(28)を挙げ、「来季の可能性としてメジャーの複数チームが関心を寄せている投手だ」と紹介。ただ、則本昂は2019年に楽天と7年契約し、同年オフにFA権を行使して残留。メジャー移籍の可能性はない。

ちなみに興味を引く野球人の1位はメッツにトレード移籍したフランシスコ・リンドア内野手(27)、2位が米大リーグ機構(MLB)のロブ・マンフレッド・コミッショナー、3位が選手会専務理事のトニー・クラーク氏だった。

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