新潟市へ進出した(株)エフザタッチの望月悠社長が佐久間副知事と高橋建造副市長を表敬訪問

左から、新潟市の高橋建造副市長、株式会社エフザタッチの望月悠代表取締役社長、新潟県の佐久間豊副知事

新潟県新潟市中央区へ新たに進出する株式会社エフザタッチ(本社:静岡県)の望月悠代表取締役社長が15日、新潟県の佐久間豊副知事と新潟市の高橋建造副市長を表敬訪問した。同社は主にコールセンター事業を行う企業で、雇用機会の創出の期待から以前より県と市で誘致をしていた。

エフザタッチは2008年、静岡県静岡市で創業。コールセンターや人材派遣、セールスプロモーションなどの事業を展開しており、2020年には静岡市の新型コロナウイルスワクチンに関するコールセンター業務も請け負っている。

同社では事業の拡大のため3年ほど前より支店の開設地を選定しており、新潟は静岡から新幹線で3時間程度の距離でありながら、日本海側と太平洋側という対極の立地からBCP(事業継続計画)の面で優れている点が進出の決め手となったという。また、「新潟と静岡は賃金の面などで類似しており、事業所ごとに社員の待遇に優劣が生まれにくく交流しやすいと考えられる」と望月社長は話す。

新潟支店は、事前に静岡本社で研修を受けた従業員が中心となって16日から事業を開始するが、2月末までには25人弱を新潟で雇用したい考え。また、現状は静岡本社のコールセンター業務の一部を請け負い、大手通販企業の注文受付業務を担当する形となるが、今後は新潟県内企業からコールセンター業務の受注や、人材派遣業務へも進出していく狙いだ。

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