つんく♂が坂本龍一との初コラボに「音楽制作ができたことは運命」

ハワイからオンラインで参加したつんく♂

音楽プロデューサーのつんく♂(52)が15日、オンライン配信されたチャリティーライブ「LIVE EMPOWER CHILDREN 2021 Supported by Aflac」にサプライズで登場した。

ライブでは、音楽家の坂本龍一(69)と共同制作した楽曲「My Hero~奇跡の唄~」が披露。2人のコラボは初で、坂本は作曲、つんく♂は作詞を手がけた。大らかな優しさが伝わる曲調で、子供の笑顔と未来をたたえる楽曲で、この日からリリースされた。

つんく♂は、2014年に喉頭がんで声帯を摘出。同年、坂本は中咽頭がんが見つかり、6年にわたる治療で寛解。だが、昨年に直腸がんと診断され、今年1月に東京都内の病院で手術をした。

つんく♂は、2016年に家族とともにハワイへ移住。ライブにはサプライズで、ハワイから中継で参加した。

坂本とのコラボを振り返り、つんく♂は「とても楽しく充実した作品作りができた」「人生において坂本さんの曲を仕上げるなんて思ってもみなかったので、とても誇りに思っています」とコメント。

この日のライブについては「僕の音楽が少しでもお力になれるのであれば!という想いで、イベントの企画当初から応援させていただいております」「全ての子供たちに心躍らせてほしいものです! 今回、このイベントがきっかけとなって坂本龍一さんとコラボで音楽制作ができたことにも運命を感じております」などといったコメントを残した。

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