島根、鳥取が互いに「Go To トラベル」

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ウェブ会議で鳥取県の平井伸治知事と観光振興策を協議する島根県の丸山達也知事(右)=島根県松江市殿町、県庁

 新型コロナウイルスの感染拡大で落ち込んだ観光需要を取り戻そうと、島根、鳥取両県が連携し、両県民が山陰の対象施設に泊まる場合に、宿泊代の半額(上限5千円)を割り引く「WeLove山陰キャンペーン」を展開する。両県内に限り、県境を越えた宿泊も対象。期間は3月1日から同31日までで、国の観光支援事業「Go To トラベル」が全国一斉に停止する中で、事業者の経営継続を後押しする。

 例えば県民が1泊1万2千円のプランで、対象施設に宿泊した場合、チェックアウト時に免許証などを提示すれば5千円の割引が受けられ、7千円の支払いで済む。

 観光施設や体験型観光メニューの利用料の割引も、合わせて実施。鳥取では利用料の半額を上限3千円で支援し、島根では1冊千円分(100円券10枚つづり)を500円で売り出している電子券「しまねプレミアム観光券」の利用期限を3月末まで延長した。

 事業費は両県合わせて計8500万円。GoToトラベルが再開すれば、期間中でもキャンペーンを終了する。対象施設は今後募集する。

 15日の両県知事ウェブ会議で決定。鳥取県の平井伸治知事は「感染がかなり抑制されている両県だからこそできるキャンペーン」とし、島根県の丸山達也知事は「感染が拡大しないことを示し、GoToの部分的な早期再開につなげたい」と意気込んだ。