「高く上がっていた足が…」坪井ミサトが見たロッテ佐々木朗希の2年目の変化

ロッテの春季キャンプで取材を続ける坪井ミサトさん【写真:本人提供】

CS放送「日テレNEWS24」の中継リポーターで石垣へ取材

タレントでモデルの坪井ミサトさんが今年も沖縄・石垣島で行われているロッテの春季キャンプを8日間、取材した。CS放送「日テレNEWS24」の中継リポーターを務めるためにオリジナル選手名鑑を作成、持参して取材に臨んでいた。昨年、ルーキーだった佐々木朗希投手や佐藤都志也捕手らの2年目戦士の変化を感じ取ったようだ。

2年続けてのロッテキャンプ。準備の時間は昨年よりも多くなった。選手のことを調べ、オリジナル選手名鑑を作った。昨年はシーズン中も可能な限り、ロッテ戦の中継をチェックしていた。

「1年経つと選手全員、顔つきが違うなと感じました。佐々木朗希投手はフォームも表情も目力も違う。責任感が表情にはあったように思えました」

解説者の元ロッテのエース・黒木知宏氏とともに佐々木朗のブルペンをチェック。1年目との違いをどのように見ていたのか。

「少しフォームがコンパクトになった印象がありました。足を昨年ほど高く上げていなかったです。前は胸につくくらい、高く上げていましたけど、それがなくなっていました」

佐々木朗は左足を高く上げるフォームが特徴的で、それが高校生ながら160キロをマークするスピードボールにつながっていたが、プロの世界に入って、1年が経ち、バランスを重視したフォームになったようだ。

「足を高く上げていないと言っても、それでも十分、高いんです。昨年は投げる前から目線は下を向いていましたが、今年はキャッチャーの方を見ていると感じました。表情が見えるので、目力があるというように見えたのかもしれません」

2020年のロッテ・佐々木朗希【写真:荒川祐史】

藤原&安田らのフリー打撃で成長も実感

昨年、見ていたからわかる変化を、番組内で届けた。佐々木朗だけでなく、ほかにも変化が目に留まる選手もいた。

「佐藤(都志也)選手は練習量が増えましたし、高部(瑛斗)選手は体が一回り大きくなった気がします。1年間で体がここまで大きくなるんだなと驚きました。横山(陸人)投手も同じ。体がすごく大きくなっていて、ブルペンに入った時は誰かわからなかったくらいです」

2年目戦士たちだけでなく、藤原恭大外野手や安田憲尚内野手のフリー打撃の打球には目が釘付けになった。昨年よりも打球の飛距離が出ていることはすぐに分かった。和田康士朗外野手や福田光輝内野手が必死にボールを喰らい付いている姿も印象的だった。

「昨年よりも練習内容は変わっていますし、練習量も全然違います。中身も濃くなっていますし、練習時間も長くなっていました。選手一人ひとりの意識の高さも変わっているように感じました」

キャンプ前に制作した自作の選手名鑑にメモを書き込み、味のあるノートが出来上がった。今季のロッテの戦いが「楽しみで仕方ありません」と心が躍るほど、キャンプの充実ぶりが感じ取れる。1軍は12日に石垣キャンプを打ち上げ、13日に沖縄本島へ移動。いよいよ練習試合などの実戦を経て、開幕へ向かっていく。実りの秋、優勝の文字を書き込んだこのノートが、記念の一冊になることを坪井さんは願っていた。

【動画】手書きメモに付箋が温かい… 坪井ミサトさんが作ったオリジナル選手名鑑

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(Full-Count編集部)

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