観光客らにランタン贈る 活水女子大生 龍踊などデザイン考案

宿泊客(左)にランタンを手渡す学生たち=長崎市、ホテルJALシティ長崎

 「ランタンをデザインして長崎を盛り上げよ!」。長崎市の活水女子大1、2年生17人が13日、自分たちでデザインした「手持ちランタン」(高さ約20センチ)約60個を新地中華街などで観光客らにプレゼントした。
 リーダーシップや問題解決力の向上を目的に、上級生が授業の進行を主体的に担う「キャリアデザインセミナー」の一環。産学連携協定を結んでいる日本航空(JAL)が協力した。
 1チーム3、4人の1年生75チームと2年生4チームがデザインを考え、コンテストを開催。ステンドグラス、龍踊や変面師などを配した三つのデザインが採用された。
 学生らは同市新地町のホテルJALシティ長崎の宿泊客や、中華街の飲食店、土産品店の店主らにランタンを手渡した。この後、大村市の長崎空港も訪れ、JAL乗客にも贈った。
 同大看護学部看護学科1年の森那奈子さん(19)は「縁結びの神様、月下老人などをデザインし、長崎ランタンフェスの楽しさや長崎の魅力を表現した。今年はコロナ禍でイベントが中止になったが、来年は多くの観光客でにぎわってほしいとの願いを込めた」と話していた。

変面師や月下老人などがデザインされた手持ちランタン

© 株式会社長崎新聞社