東西南北

©Nikkey Shimbun

 2021年は、カーニバルの任意休日がコロナ禍故にキャンセルされ、例年通りのカーニバルが開催されなかった前代未聞の年になった。本来なら「休日をキャンセルしたのなら、完全に平日扱いにすればいい」と考えそうだが、ブラジルは違う。足並みがそろわず、13、14日の土日に加え、15〜17日を休暇にする企業などが存在する。それを利用して、リオなどでは海水浴や、秘密裏にダンス・パーティなどを開催して人の群れを作るケースが多かったことが報じられている。ベロ・オリゾンテでは秘密カーニバルで66人が逮捕されたし、サンパウロ市でもファンクのパーティが摘発された。こういう事態が起きたのでは、感染拡大抑制のためにカーニバル期間の返上を図った政治家の意図は無に帰す。国民の倫理観にまかせるだけでは不十分か。
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 2月のサンパウロ州での降水量はここまで順調。15日午前10時現在のカンタレイラ水系での月間降水量は、月半ばにして133・5ミリを記録。下旬もこのペースが続けば270ミリ程度になる。水位も46・7%まで回復し、2月に入って以降、すでに4%ポイント上がっている。遅くとも3月には50%を超えそうな勢いだ。予報だと、今週も毎日10ミリ前後の降雨が予想され、じめじめした天気になりそう。むしろ水害が起こらないことを願いたい。
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 14日のサッカーの全国選手権。首位のインテルナシオナルはヴァスコ・ダ・ガマに2―0、フラメンゴはコリンチャンスに2―1で共に勝利。今季残り2試合を残した時点で勝ち点差1は依然変わらず。ただでさえ手に汗握る展開だが、21日の次戦はこの両チームがマラカナン・スタジアムで直接対決。今季最大の一戦となりそうだ。