【スターダム】上谷沙弥「全てひっくり返す!」 3・3武道館で相棒・詩美に挑戦

「打倒・詩美」に燃える上谷(右)

女子プロレス「スターダム」次代のエース・上谷沙弥(24)が、団体の10周年記念大会(3月3日、東京・日本武道館)で主役の座を狙う。

同大会で激突するワールド王者・林下詩美(22)への挑戦を表明したのは、1月5日の新日本プロレス東京ドーム大会で提供マッチに出場した時。「あこがれの先輩でタッグパートナー。実力も知っているんですが、大きな舞台で一番のベルトをつかみたかった」と振り返る。

当初はシングルの実績不足とデビュー1年半というキャリアから批判的な声も届き、落ち込んだこともあった。だが後々自信になったのが、東京ドームの舞台でデビュー前からあこがれる飯伏幸太(38)の必殺技、フェニックススプラッシュを決めたことだ。

「『トップの選手が使ってるのに第0試合から決めて、こいつ!』みたいに言われるかなって思ったけど、喜んでくれる声が多かった」。ファンの反応が背中を押してくれ「人の意見よりは、自分と応援してくれる人の声を信じたい」と切り替えることができた。プライベートでは猫カフェとパンケーキ屋に通いリフレッシュし、ストレスをためない生活を心がける。

直近の14日後楽園大会の4WAY戦では、詩美から直接ピンフォールを奪い、決戦へ弾みをつけた。「私が全てをひっくり返す。必ず赤いベルトのチャンピオンになります」と誓った上谷が新時代を切り開く。

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