テイラー・スウィフト(Taylor Swift)が先日リリースした2008年のアルバム『Fearless』収録曲の再録ヴァージョン「Love Story (Taylor’s Version)」が、オリジナル版を凌ぐ勢いで推移している。
先週2021年2月12日にリリースされた同曲は、全米で580万回オンデマンド再生(オーディオとリリック・ビデオの再生回数を合算)、24時間で1万回ダウンロードを記録したと米ビルボードが報じている。
楽曲もしくはアルバムの再録音ヴァージョンは、オリジナル版とは分けて、各ヴァージョンの独立したチャート記録が報告されるため、アルバム『Fearless (Taylor’s Version)』とシングル「Love Story (Taylor’s Version)」も、2008年にリリースされたオリジナル版とは別にチャートに掲載されることになる。
<動画:Taylor Swift – Love Story (Taylor’s Version) [Official Lyric Video]>
テイラー・スウィフトが、シンガーソングライターとしてブレイクを果たし世界的な名声を得たオリジナル版のシングル「Love Story」は、12年前のリリース以来、613万ダウンロードを記録している。
今回の再録ヴァージョンは、テイラー・スウィフトが先週2月11日に出演した米ABCのTV番組“グッド・モーニング・アメリカ”にて、自身のデビュー・アルバム『Fearless』を「Love Story」を皮切りに再レコーディングすることを発表した直後に届けられた。彼女は、2019年に巻き起こった自身の作品の原盤権を巡る予期せぬ闘争を受けて、最初の6作のアルバムを再レコーディングする計画があることを明らかにしていた。
テイラー・スウィフトは、自身のソーシャル・メディアで次のように述べていた。
「このプロセスは、私が想像していた以上に充実した、エモーショナルなもので、私の音楽をすべて再レコーディングするという決意を強固なものにしています。“Fearless”というアルバムとあなたたちが作品のためにしてくれたこと全てを思い返してみると、思わず顔がほころんでしまいます。私たちの間でたくさんの内輪ジョークが生まれ、たくさんのハグが交わされ、たくさんの手が触れ合い、たくさんの固い絆が生まれた時代でした。ですから何よりもまず伝えたいのは、あなたたちと共に10代のあの頃を過ごせたことは、本当に光栄でした、ということです」
テイラー・スウィフトがオリジナル版発売当時制作したもののアルバムに入りきらなかった6つの未発表曲を収録した『Fearless (Taylor’s Version)』は、4月9日に多形態でリリース予定で、現在先行予約を受け付けている。
Written By Eleanor Forrest
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テイラー・スウィフト『Fearless (Taylor’s Version)』
2021年4月9日発売