新潟県三条市の滝沢亮市長が会見で新型コロナワクチン接種の計画などを発表

新潟県三条市の滝沢亮市長

新潟県三条市の滝沢亮市長は16日に定例会見を開き、市内の新型コロナウイルスワクチン接種体制や、4月に開講する三条市立大学の内覧会開催などを発表した。

主な項目は以下の通り。

目次

◎新型コロナウイルスワクチン接種の体制に関して
◎三条市立大学の内覧会が開催
◎三条市役所食堂の運営事業者を募集
◎地域おこし協力隊による「まちを編集するブックカフェ」がオープン
◎三条市内の子ども記者によるサイトが公開

新型コロナウイルスワクチン接種の体制に関して

三条市で新型コロナウイルスワクチンの接種対象となる人は、16歳以上の市民約8万2,000人となり、4月に65歳以上の高齢者への接種から順次開始していく予定である。それに先立ち、3月上旬には市コールセンターの開設と高齢者への接種券発送を開始する。

64歳以下の市民へは4月中に接種券を発送し、5月上旬から7月下旬までに基礎疾患を有する人への接種を行い、そのほかの人へ対する接種は8月以降になる見通しだ。

集団接種は現在、体育文化会館、総合福祉センター、栄保健センター、下田保健センターなどの公共施設で、1会場あたり1日240から360人程度の接種を予定している。また、かかりつけ医などの医療機関で個別接種を受ける体制も現在調整中であり、集団接種・個別接種ともに前述の市コールセンターで電話やインターネットにより予約を受け付けるという。

三条市立大学の内覧会が開催

三条市立大学 大学校舎完成イメージ

三条市立大学 アカデミックステップ

三条市立大学が4月の開校に先立って、3月27日から29日の3日間に一般向け内覧会を開催する。日程は、27日は午後のみで、28日29日は午前と午後両方開催する。定員は、応募者の中から抽選で320人まで。

応募方法は、往復ハガキまたはメールで、参加者の郵便番号・住所・氏名・電話番号・希望の日程(日にちと午前・午後の選択)・希望人数(1件の応募につき5人まで)を明記して、3月12日までに「〒955−8686 三条市役所高等教育機関設置推進室」または「nairankai@city.sanjo.niigata.jp」へ。往復ハガキの場合は、返信部の宛名面には代表者の住所と氏名を明記し、通信面への記入は不要。

三条市役所食堂の運営事業者を募集

三条市役所では社会福祉法人ひめさゆり福祉会が運営する食堂が運営していたが、2020年7月に撤退したため、新しく食堂を運営する事業者を募集する。募集機関は2月16日から3月31日。募集条件は、市内に関わらず食品営業許可を受けている事業者または個人。4月上旬には経営者を決定し、5月には営業を開始する予定だ。

食堂の営業日は原則月曜日から金曜日の11時から14時。食堂運営に必要な設備は、市が無償で貸し出し、また軽微な設備または設備改修費用は予算の範囲内で市が負担するほか、光熱水費は定額で補助するという。

詳しい問い合わせや内覧の申し込みについては、三条市行政課まで。

地域おこし協力隊による「まちを編集するブックカフェ」がオープン

ブックカフェ「Sanjo Publishing」広告

三条市の地域おこし協力隊が、街中の賑わいの創出に取り組む「Next Commons Lab 三条」が22日から、中央商店街にブックカフェ「Sanjo Publishing」をオープンする。これは本屋を併合したカフェで、店内の本を手にとって読めるほか、「本を通じて人と出会い、同じ時間を過ごせる特別な場所」となることを目指しているという。

店内では主に「ものづくり」に関わる古書を取り扱うほか、三条市や周辺地域を中心として、企画・編集・制作などを請け負うクリエイティブ事業も並行して実施していくようだ。

三条市内の子ども記者によるサイトが公開

取材の様子(三条市提供)

取材の様子(三条市提供)

三条市内の「子ども記者ホームページ部員」12人によって制作された「三条キッズページ」が、16日10時から公開される。このページは、2020年8月の子ども議会(キッザニア マイスター フェスティバル in 三条「会社員・公務員の仕事」 の1つ)で要望を受け、同部員が「子どもが楽しめるホームページ」として制作したもの。

制作期間は10月から12月の3ヶ月間で、三条市の紹介やまちに関する雑学、市長への質問などのコーナーを掲載している。

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