【大相撲】御嶽海が相次ぐ平幕Vに危機感「三役として2桁勝利を当たり前に」

稽古で汗を流した御嶽海

大相撲3月場所(3月14日初日、東京・両国国技館)に向けて小結御嶽海(28=出羽海)が16日、東京・墨田区の部屋で稽古を行った。幕下力士と相撲を15番取って13勝2敗。その後は立ち合いの確認などで汗を流した。

初場所は序盤から黒星が先行しながらも9勝6敗。「引かずに前に出る自分の相撲が取れていた。だから(一時は)2勝5敗になっても気にしていなかった。負けても、引かないことをやり続ければ、やはり流れは(8日目から6連勝と)ついてきた」と振り返る。

ただし、自己評価しながらも幕内大栄翔(27=追手風)が優勝したことを挙げ「平幕優勝は以前よりも増え、上と下のレベル差が以前よりも小さくなっていると、周囲から見られていると思う」と分析。その上で「だからこそ、自分は三役として毎場所しっかり15日間務めることを大事に、2桁勝利を当たり前のように挙げていきたい」と話した。

3月場所は東京開催。御嶽海は「大阪の後援者からは(大阪開催ではなく)残念という連絡をもらった。年に一度の大阪なので申し訳ないし、自分も寂しいけど、テレビ越しに見てもらって、自分としては(7年目のスタートなるので)特別な場所にしたい」と気を引き締めた。

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