本田圭佑がFIFAに“移籍ルール変更”訴える…微妙な規定を明快に!

本田圭佑

ポルトガル1部ポルティモネンセから移籍先を模索している元日本代表MF本田圭佑(34)が選手登録できなったドタバタ劇を振り返りながら、移籍ルールの変更を訴えた。

本田は16日に自身がパーソナリティーを務めるニッポン放送「本田圭佑『NowVoice』」(火曜午後7時)に出演(収録は13日午後6時)。選手登録ができず退団を強いられることになった経緯を改めて説明した。

「2月4日までポルトガルの移籍情報が開かれているという情報があって、僕は2月2日の午後11時58分くらいにサインをした。コロナの影響でシーズン途中に移籍期間が変更になっていたらしく、それが2日の夜12時までだった。それに途中で関係者全員が気づいて、急に叩き起こされてサインした。そこまではよかったけど、登録に間に合わなかった」とまず移籍期限の変更に直前まで気づかなった点を指摘。

続けて「移籍市場とは関係ないフリーエージェントという僕のような立場の選手は2月4日に決めなくてもいいと思っていたけど、フリー選手は(昨年の)夏の移籍市場が閉まった段階でフリーの選手のみが認められるルールらしい。僕は冬にボタフォゴを辞めてフリーになったので、条件を満たさない」とフリーと認められる選手の定義も直前まで把握できておらず、異例の登録不可という状況に陥った。

以前から移籍ルールの煩雑さを感じていたという本田は「毎回FIFA(国際サッカー連盟)のルールは微妙なルールが多いなと思っているので、変えたほうがいい」と規定を明快にするよう求めた。

気になる移籍先については「いくつかあるけど、自分の中で納得できるところから今まだ来ていないので待ちながら。とはいえ、そこから来なかったら何かしらの意思決定はしないといけないと思っているけど」としたうえで、希望する欧州で「まだまだやれると思っている」と自信を見せた。一方でJリーグ復帰については「日本に帰ってきてほしいと言われることは率直にうれしい。戻らないんですけど」とこれまで同様に改めて否定。複雑な移籍ルールの〝被害者〟となった本田だが、気持ちを切り替えて新天地探しを続けている。

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