【新型コロナ】横浜のワクチン接種、年齢層別に案内へ 混乱回避など目的

林文子市長(資料写真)

 横浜市の林文子市長は16日の定例会見で、4月以降に予定している高齢者への新型コロナウイルスワクチン接種について、接種券を年齢層ごとに時期をずらして発送すると発表した。混乱を避けるための措置で、林市長は「全市民が迅速・円滑に接種を受けられるよう、市全体で推進体制を構築していく」と述べた。

 市によると、市内在住の65歳以上の高齢者は約93万人に上っており、一斉発送を避けることで、市への問い合わせや接種予約が集中して混乱する事態を避ける狙いがある。

 接種券の発送スケジュール(予定)は、3月下旬に80歳以上、4月上旬に75歳以上、同月中旬に70歳以上、次いで65歳以上となっており、対象者には接種券に加えて手続き方法を記した案内も送付する。

 また、スマートフォンやパソコンなどから接種予約を行うための専用システムを新たに開設するほか、3月1日にはワクチン接種専用コールセンターを設置し、市民からの問い合わせや予約受け付けに300人体制で対応するとしている。

 仮に4月初旬に高齢者へのワクチン接種が始まれば、6月末にも2回目の接種を終えると想定され、その後は基礎疾患保有者(約24万人)、高齢者施設などの従事者(約5.6万人)、一般の人たち(約237万人)の順に接種を行う運びとなるが、時期は未定としている。

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