「すごい興奮した」豪快アーチ 坪井ミサトがロッテ松中コーチの衝撃弾に寄せた思い

ロッテの春季キャンプで取材を続ける坪井ミサトさん【写真:本人提供】

2年連続でロッテキャンプリポート、松中臨時コーチにもインタビュー

タレントでモデルの坪井ミサトさんが今年も沖縄・石垣島で行われているロッテの春季キャンプを8日間、取材した。CS放送「日テレNEWS24」の中継リポーターとしてファンが知りたい情報をSNSで探し、情報を届けた。1軍は12日に石垣キャンプを打ち上げ、13日に沖縄本島へ移動した。いよいよ練習試合など実戦が始まり、シーズンへ向け、動き出している。

本来ならば、青空の下でファンが日差しを感じながら、選手に視線を送るはずのキャンプ。無観客で行われているため、例年とは違う静けさがグラウンドに、寂しさがスタンドに漂っていた。

だからこそ、坪井さんは自分がファンの一人として、何が見たいかを考え、行動することにした。

「番組内で質問を募集しました。キャンプを見に行きたかったファンの方々が聞きたいと思うことをツイッターで募集して、その質問をもとにインタビューやリポートをすることを心がけました」

元ソフトバンクの松中信彦臨時コーチへの質問が多くあったという。ダイエー、ソフトバンクで活躍したスラッガーは、好素材の若手の左打者が多いロッテで、新しい血を注入。選手たちは指導を受けながら、バットを振り込んでいた。

「重心を低くして、連続スイングでティー打撃をするよう指導されていました。スイングをし終わった後、選手たちが崩れ落ちていたので、見ていて、苦しくなりました(苦笑)。でも、松中コーチからすると、『あれはできて当たり前。みんな弱いんじゃないか』って言っていました。片手で振る練習、一本足で立って振る練習…いろいろな練習をしていたので、どういう意図を持って指導しているかなどをインタビューで伺いました」

ある日の練習中。松中コーチ自らがバットを持って、打撃を披露する場面もあった。

ロッテの臨時コーチを務める松中信彦氏【写真:福谷佑介】

打撃用手袋を付けて打席へ、現役さながらの打球がスタンドイン

「すごい興奮しました。ずっと(バッティング練習で)打ちたそうな雰囲気は出ていました(笑)。お昼休みに手袋を付けて、バットを持ち始めたんです。『これは何か始まるんじゃないか……』みたいな雰囲気になり、素振りをして打席に。打撃披露が始まって、すぐに打球はスタンドインしていましたね。スイングは力が抜けていて、軽く振っている感じでした」

バッティングは力だけじゃない。近くで見ていてそう感じた。松中コーチが披露したのはそれを選手に伝えるためだったのかもしれない。

「体の使い方など、全てバランスよく揃って、ボールをバットが捉えているという感じだった。選手たちにこうやってやるんだぞ、というのを見せているように感じました」

坪井さんのキャンプ滞在期間中、松中コーチは様々な練習方法で若い選手たちを厳しく指導していた。下半身強化のトレーニングでは悶絶する選手もいたほど。昨年はリーグ最下位のチーム打率.235だったため、打撃強化は急務となっている。この厳しさが打撃面に好影響が出ることを坪井さんも期待していた。(Full-Count編集部)

© 株式会社Creative2