【横浜DeNA】開幕投手候補の大貫、18日の阪神戦登板へ 新球種「打者の反応見たい」

ブルペンで投球する大貫=アトムホームスタジアム宜野湾(代表撮影)

 48球の充実したピッチング練習を終えると、開幕投手候補の大貫は三浦監督と話し込んだ。

 現役時代にスローカーブでタイミングを外してきた指揮官からは「明らかなボールになると、もったいない。カウントを取れる、ベースの範囲内で投げないと意味がない」と助言を受けた。

 18日の阪神戦で対外試合初登板を予定しており、新球種を試す機会となる。「打者がどう反応するのかを見たい。腕を振った中でどれくらいコントロールできるかが大事。試合で使えるレベルに持っていきたい」。昨季10勝を挙げた右腕はさらなる進化を期す。

 オフに増やした体重もキープしている。昼食や練習の合間に沖縄そばを計3杯平らげているという。「小腹がすいたら食べる。投げる球だけではなく、全体的に動きの力強さも出ている」と肉体改造の効果を実感する。

 3年目で初の開幕投手を狙える立場だ。「周りの野手やチームの皆さんに信頼されないと、そういうところに立てない。ふさわしい人間になれるように頑張りたい」。内容と結果、どちらも貪欲に求める。(小林 剛)

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