コルベット、WEC開幕3戦へ出場の可能性が浮上。IMSAカレンダー変更の恩恵か

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 2021年のWEC世界耐久選手権第3戦のル・マン24時間レース参戦に向け、コルベット・レーシングがWECの開幕2戦に出場する可能性が浮上した。

 複数の情報筋がSportscar365に示唆したところによると、プラット&ミラーが運営しIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権のGTLMクラスに参戦しているコルベット・レーシングは、WECの第1戦ポルティマオ8時間レースと、第2戦スパ・フランコルシャン6時間レースにおいて、1台のシボレー・コルベットC8.Rを走らせる可能性に向け、準備を進めているという。

 正式発表はなされていないが、WEC第3戦として開催されるル・マン24時間レースにおけるファクトリー・エントリーを確保するための前提条件として機能すると考えられているこの種のプログラムは、過去のWECにおいても見られたものだ。

 Sportscar365に対しコルベット・レーシングの広報担当は次のように述べていた。

「WECをサポートする機会があれば、我々は間違いなくそれを見当する」

 コルベットの最後のWECエントリーは、2020年2月にサーキット・オブ・ジ・アメリカズで行なわれた『ローン・スター・ル・マン』で、新型コロナウイルスの影響によりキャンセルされた翌月のセブリング1000マイルレースにも出場する計画だった。

 その後チームは2020年のル・マン24時間のエントリーを取り下げたため、20年連続でのル・マン参加という記録が途切れることとなっていた。

 IMSAのカレンダー変更によりウェザーテック・スポーツカー選手権のロングビーチ戦とラグナセカ戦が4月から9月へと移動したことが、2021年の同チームのヨーロッパにおけるレースプログラム拡大を決定づけた要因のひとつだと考えられる。

 このIMSAのカレンダー変更は、3月のセブリング12時間レースから6月下旬のワトキンス・グレン6時間レースまでの間に、GTLMクラスのレースがないこと意味する(IMSA第3戦ミド・オハイオと第4戦デトロイトでは、GTLMクラスのレースは行なわれない)。

 これにより、米国を拠点とするチームが、4〜6月にヨーロッパで行なわれるWECのレースへと参戦する大幅な時間的余裕が生まれることとなった。

 Sportscar365は、コルベットが3月上旬にセブリング・インターナショナル・レースウェイでテストを行なうものと理解している。WECのプログラムへ正式にコミットした場合、セブリング12時間とWECへ遠征するシャシー双方の準備のために、このテストを利用できることになる。

2019年までル・マンに“遠征”していた先代C7.R。2020年のエントリーとりやめにより、C8.Rはまだル・マンでのデビューを果たしていない。