Rソックスが澤村獲得を正式発表 2年契約+オプション1年

日本時間2月16日、レッドソックスは千葉ロッテマリーンズから海外フリーエージェント権を行使してメジャーリーグ移籍を目指していた澤村拓一と2年契約を結んだことを正式に発表した。2023年の契約は「二重の球団/選手オプション」と発表されており、澤村の成績次第で条件が変動するものとみられる。なお、「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタールは澤村の契約について「2年間の保証額は300万ドル、3年間の総額は最大で765万ドル」と伝えている。

メジャーリーグ公式サイトでレッドソックスの番記者を務めるイアン・ブラウンは澤村の起用法について「マット・バーンズ、アダム・オッタビーノ、ダーウィンソン・ヘルナンデスとともに試合終盤のリリーフという大きな役割を担う可能性がある」と伝えている。ブラウンによると、アレックス・コーラ監督はまだクローザーを決めておらず、複数の投手を使い分ける可能性があり、その候補に澤村が含まれる可能性もあるという。

レッドソックスは澤村について「レッドソックスでプレーする9人目の日本出身選手」と紹介。過去にはデーブ・ロバーツ(現ドジャース監督・沖縄出身)、大家友和、野茂英雄、松坂大輔、岡島秀樹、斎藤隆、田澤純一、上原浩治がプレーしており、レッドソックスで日本出身選手がプレーするのは2016年の田澤と上原以来5年ぶりとなる。

なお、レッドソックスはロースターの40人枠がフルに埋まっていたため、澤村の加入に伴いジェフリー・スプリングスのDFAを発表している。スプリングスは28歳の左腕で、昨年1月にサム・トラビスとのトレードでレンジャーズから加入。昨季は16試合に登板して0勝2敗、1ホールド、防御率7.08という成績だった。

レッドソックスは現地時間2月18日にバッテリー組(投手と捕手)がキャンプイン。同22日に野手が合流してチーム全体でのキャンプがスタートし、同28日にオープン戦の初戦(対ツインズ)を迎える予定となっている。

© MLB Advanced Media, LP.