二階幹事長が離党の白須賀議員に異例の「遺憾」コメント ネットでは議員辞職求める声

二階幹事長

自民党の二階俊博幹事長(83)は17日、白須賀貴樹衆院議員(45)が、緊急事態宣言下の夜8時以降、都内の高級会員制ラウンジを訪れたことが分かり、離党届を提出した問題についてコメントを発表した。

この日「週刊文春」電子版は、白須賀氏が今月10日夜にラウンジを訪れていたと報じた。

二階氏はこれを重く受け止め「白須賀貴樹議員より離党届の提出があった。今後、党紀委員会の開催を求め、手続きを進めていく」とした上で、「政治家の出処進退は、自らが決めることではあるが、今回の報道の内容が事実であるとすれば、大変遺憾であると申さざるを得ない」とした。

続けて「国民の負託を得て国政にあたる国会議員は、常日頃から国民の信頼に足る行動を厳しく律する旨、要請しているところ。わが党は、国民の皆さまのご批判を真摯に受け止め、より一層、各議員に紀律の徹底を図ってまいりたい」と結んだ。

夜の会食を巡っては、今月1日に松本純元国家公安委員長(70)ら3人の衆院議員が先月、東京・銀座のクラブを訪れるなどして自民党を離党している。二階氏はこの手の問題が起きると「出処進退は、ご本人自らが決めること」と繰り返してきたが、今回は事態を重く見たのか「大変遺憾」という言葉を付け加えた形だ。

白須賀氏(千葉13区)は、2012年衆院選で初当選し、当選3回。党内最大派閥・細田派に所属していた。

ネット上では白須賀氏の議員辞職を求める声が多く上がっている。

© 株式会社東京スポーツ新聞社