巨人・元木コーチが貧打ボヤく「気温も寒かったけど…」 ドラ5・秋広には及第点

無安打に終わった巨人・秋広

南国とは思えぬ冷風が、那覇の空を吹き抜けた。巨人の元木大介ヘッドコーチ(49)が17日、計3安打無得点に終わった広島との練習試合(セルラー)を振り返った。

那覇市には強風注意報が出され、グラウンドには冷たい風が吹き荒れたこの日。最高気温も16度と、沖縄としては異例の寒さとなった。試合終了後、寒さに震えながら報道陣の前に姿を現した元木コーチは「気温も寒かったけど、打線も寒かったよ」とポツリ。9回無死一塁とサヨナラの打席で吉川が犠打を失敗(結果は左前打)した場面に話が及ぶと「怒りました。ミスしたから。練習しなさい、て。いい流れ来てるのに、ちょっとあれは流れが止まっちゃうよな」と、ボヤかずにはいられなかった。

一方で、この日が初の対外試合出場も3打数無安打に終わったドラフト5位ルーキー・秋広に対してはまずまずの評価。「良いところ見せようっていう感じが強すぎて力んでたのかな?」としながらも「これからだし。打撃練習見てても大したもんだからね。これからやん。すぐ結果なんか出ないし」と、温かい言葉を送った。

寒さに苦しんだG打線だったが、翌18日は予想最高気温13度と、この日以上の寒さが予報されている。記者から「明日は打線が熱くなると良いですね」と言葉を掛けられると「熱くならないと怒るよ!」と一喝。不敵な笑みを浮かべながら、ロッカールームへと下がっていった。

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