卓球男子世界ランキング(2021年第7週発表) 順位変わらず張本5位 ポイントが微減

国際卓球連盟(ITTF)は16日、2021年第7週の男子世界ランキングを発表した。2021年より世界ランキングは新方式となり、以前の月1回の更新から毎週火曜日に1回更新される形式に変更されている。

1月第1週の発表から順位自体は変わらず、日本男子勢では張本智和(木下グループ)が5位に入っている。

順位に変動なしもポイントが微減

2021年から世界ランキングは新方式へと置き換わった。現行のワールドツアーなどの個人戦の大会が、新たな名称、新たな形式のWTTに変わったためだ。WTTの追加とともに、選手のエントリーやトーナメント構成にバリエーションを持たせるため、ランキングの発表タイミングが週1度となった。

また、2020年は新型コロナウイルスの影響で、国際大会がほとんど行われなかった。その背景もあり、今回の新方式の世界ランキングは、2020年12月発表の世界ランキングポイントの80%を保持した形でスタートした。

この以前までのポイントは、第49週までの7週間ごとに保持率が10%ずつ減少する。そして今回は第7週のため、ポイントが2020年12月時点の70%となり、各選手のポイントが微減している。ただし、国際大会自体は行われていないため、ランキングの変動はない。

2月末からのWTTでポイントが変動

2月28日~3月6日のWTTコンテンダー、3月6日~3月13日のWTTスターコンテンダーがともにカタール・ドーハで開催される。それぞれ優勝者には400ポイント、600ポイントの世界ランキングポイントが与えられる。ここから新たに世界ランキングに変動が起きる。

写真:丹羽孝希(スヴェンソン)/提供:ittfworld

日本男子は、WTTコンテンダーに張本智和(木下グループ)、宇田幸矢(明治大学)、森薗政崇(BOBSON)、田中佑汰(愛知工業大学)、吉田雅己(栃木県スポーツ協会)が、WTTスターコンテンダーは前述の5選手に加えて、丹羽孝希(スヴェンソン)、水谷隼(木下グループ)、及川瑞基(木下グループ)の3選手を加えた8選手が参戦予定となっている。

写真:各大会優勝時の世界ランキングポイント/作成:ラリーズ編集部

男子シングルス世界ランキングトップ10

1 樊振東(中国) 12943
2 許昕(中国) 12082
3 馬龍(中国) 11914
4 林高遠(中国) 9373
5 張本智和(日本) 9093
6 ウーゴ・カルデラノ(ブラジル) 8621
7 林昀儒(チャイニーズタイペイ) 8505
8 マティアス・ファルク(スウェーデン) 8187
9 梁靖崑(中国) 7844
10 ティモ・ボル(ドイツ) 7480
※選手名右の数字はランキングポイント

日本男子シングルス世界ランキング50位以内

5 張本智和(木下グループ) 9093
17 丹羽孝希(スヴェンソン) 6605
18 水谷隼(木下グループ) 6332
35 宇田幸矢(明治大学) 4319
45 神巧也(T.T彩たま) 3822
48 森薗政崇(BOBSON) 3637
※選手名右の数字はランキングポイント

文:ラリーズ編集部

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