【新型コロナ】横浜で新たに5人死亡55人感染 老人ホームで拡大

横浜市役所

 新型コロナウイルス感染症を巡り、横浜市は17日、入院していた市内在住の70~80代の男女5人が死亡した、と発表した。また、10歳未満~90代の男女55人の感染を新たに確認。90代男性が中等症、52人が軽症または無症状で、2人の症状は不明。25人の感染経路が分かっていない。

 市によると、亡くなった5人のうち、80代の男女2人は、クラスター(感染者集団)が発生した横浜新都市脳神経外科病院(青葉区)と新横浜こころのホスピタル(港北区)の患者。それぞれ別の疾患で入院していたが、2月上旬に発症し、状態が悪化した。

 市内のクラスター関連では、集団検査の結果、有料老人ホームで入所者5人の感染が新たに分かり、感染者数は13人となった。他に、市立みなと赤十字病院(中区)、汐見台病院(磯子区)、横浜中央病院(中区)、横浜新都市脳神経外科病院(青葉区)で1~3人の陽性が判明した。

 また市は同日、市立市民病院(神奈川区)の30代女性看護師の感染を公表。発症した今月16日まで勤務していたが、感染症対策を徹底していたため、患者や職員に濃厚接触者はいないという。

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