運転免許の学科が予約制に 大村試験場、来月から きょう受け付け開始

 長崎県警は17日、新型コロナウイルス感染防止対策として、運転免許試験場(大村市)での普通免許と準中型免許の学科試験(仮免許を除く)について、3月1日から原則予約制にすると発表した。例年3月は高校卒業者が多く訪れて混雑しており、それを分散化させるための措置。18日から県警のホームページで予約の受け付けを開始する。
 県警運転免許管理課によると、学科試験はこれまで予約を受け付けておらず、訪れた人を原則全員受験させていた。そのため、大勢の人が詰め掛けた際は、試験の待ち時間などに場内が混雑。高校生が卒業を迎える3月は「繁忙期」で、多い日には通常の約4倍に上る800人が訪れるという。
 受験会場では隣同士の間隔を空け、1日の受験者を最大400人に制限。予約せずに来場すると、受験を断る場合もあるという。待ち時間がなくなるなど受験者のメリットもあり、予約制は繁忙期が終わる4月以降も当面継続する。同課は「消毒や換気などで感染予防も図る。できる限り予約を」と呼び掛けている。
 県警のホームページに開設するサイトから受験日時を予約できる。普通免許と準中型免許以外は、予約なしで受験可能。平日午後4時~5時に電話でも予約を受け付ける。運転免許試験場(電0957.53.2128)。

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