日本付近は、強い冬型の気圧配置が続いている。日本海側は18日（木）いっぱい大雪に警戒が必要で、なだれや着雪にも注意が必要となる。西日本の太平洋側や東海でも、積雪となっている所があるため、交通機関への影響に注意が必要だ。
18日（木）午後も寒さ続く
上空に強い寒気が流れ込んでいるため、18日（木）午後も日本海側は広い範囲で雪が降る見込み。山陰から北で雪の降り方が強まる所があり、さらに積雪の増えるおそれがあるため、引き続き交通障害に注意が必要となる。 太平洋側は晴れ間の出る所が多いが、山地を中心に積雪となっている所があり、あす19日（金）朝にかけて気温の低い状態が続くため、路面の凍結に注意が必要だ。空気の乾燥した状態が続くため、火の取り扱いにも注意が必要となる。
19日（金）天気と・気温ともに上向き
日本海側は引き続き雲が広がりやすく、新潟など北陸を中心に、19日（金）午前まで雪の降る所がある見込み。西日本の日本海側は、午後は高気圧に覆われて、次第に晴れ間が多くなりそうだ。太平洋側は朝から晴れる所が多く、空気の乾いた状態が続く見通し。西日本を中心に朝は冷え込むが、日中は関東から西で10℃を超える所が多い予想となっている。
一気に春の陽気
週末は西日本を中心に晴れる予想で、全国的にこの時季としては気温が高くなる見込み。関東から西は、20日（土）の日中は15℃を超える所が多く、21日（日）は20℃前後まで上がるなど、4月上旬～下旬並みの暖かさとなりそうだ。真冬の寒さから一気に春本番の陽気となるため、まずは気温の大きな変化に注意が必要となるが、西日本は週末にかけてスギ花粉の飛散量が非常に多くなる点も念頭に置きたい。 （気象予報士・高橋和也）
