カブスがワークマン、ストロップの両救援右腕と契約合意

日本時間2月18日、カブスがブランドン・ワークマン、ペドロ・ストロップの両救援右腕と契約合意に達したことが明らかになった。フィリーズからフリーエージェントとなっていたワークマンは年俸100万ドル(+出来高最大200万ドル)のメジャー契約、カブスからフリーエージェントとなっていたストロップはマイナー契約での再契約であることが報じられている。昨季は両者とも不調だったが、本来の実力を発揮できれば大きな戦力となりそうだ。

現在32歳のワークマンは2019年にレッドソックスでブレイクし、73試合に登板して71.2イニングを投げ、10勝1敗16セーブ、15ホールド、防御率1.88、104奪三振の好成績をマーク。しかし、昨季は開幕からの7登板で4セーブを挙げたものの、防御率4.05と安定感を欠き、フィリーズ移籍後は14試合で防御率6.92とさらに成績が悪化した(シーズン通算の防御率は5.95)。

一方、現在35歳のストロップは2013年途中にカブスへ加入し、2014年から5年連続で60試合以上に登板して防御率2点台という安定した活躍を披露。2019年は50試合で防御率4.97と成績を落とし、昨季はレッズへ移籍したが、故障によりわずか4試合しか投げられなかった。8月末にレッズを解雇され、マイナー契約でカブスに復帰したが、メジャーでの登板機会はなく、シーズン終了後にフリーエージェントとなっていた。

カブスはクローザーのクレイグ・キンブレルが2年連続で期待を裏切るパフォーマンスに終わっているが、デービッド・ロス監督は「クレイグが我々の知っている彼である限り、彼が我々のクローザーだ」と復調に期待して今季もキンブレルにクローザーを任せる方針。昨季はクローザー失格となったキンブレルの穴をジェレミー・ジェフレスがカバーしたものの、そのジェフレスはフリーエージェントとなっており、ワークマンにはその穴を埋める働きが期待される。キンブレルがまたしても期待を裏切った場合、ワークマンにはクローザー昇格のチャンスがあるかもしれない。

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