【新型コロナ】神奈川県立がんセンターの20床転用 コロナ患者受け入れへ 知事表明

黒岩祐治知事(資料写真)

 神奈川県議会第1回定例会は17日、本会議を開き、公明党の佐々木正行(相模原市中央区)、かながわ県民・民主フォーラムの近藤大輔(逗子市・葉山町)、県政会の楠梨恵子(横浜市栄区)の3氏が代表質問に立った。

 新型コロナウイルスの病床拡大を巡り、黒岩祐治知事は、県立がんセンター(横浜市旭区)で既存の病床20床を新型コロナ用に転換し、今月22日から新型コロナに感染したがん患者の受け入れを始めると表明。「がんとコロナ双方の治療に当たっていく」と述べた。

 一方、医療従事者のメンタルヘルスケア対策として、県立5病院の看護師約1700人を対象に、身体的・精神的疲労の実態を把握するアンケート調査を来月に実施する方針も明らかにした。同規模の調査は県内で初めてといい、知事は「メンタルヘルスケアの充実や人材の定着に役立てたい」と説明した。

© 株式会社神奈川新聞社